PBの台頭
PBが市場開発型の商品を出したのなら、素直に脱帽しよう。
結局はNB(ナショナルブランド)の売れている商品と同じようなコンセプトを低価格で追随してスキミングしていることは否定できないだろう。
価値が創出された分野を価格で消耗していく。
それでいながら業界全体の市場規模縮小をメーカーの努力不足と断言するのは、ちょっとメーカーの視点からは頷けない。
ただ、必ずしも業界の常識が世間の常識ではないことを自覚し、自己変革が必要であることもまた事実だろう。
<PBビール大手に攻勢…小売り各社、低価格で>
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/ 2011年8月9日
小売り大手が、プライベートブランド(PB)のビール類で攻勢を強めている。国内の市場が縮小傾向となる中、低価格を武器に売り上げを伸ばしており、ビール大手との競争激化が予想される。
イオンは8日、「トップバリュ バーリアルラガービール」を9日から発売すると発表した。PBのビール類はこれまで「第3のビール」が中心で、バーリアルは国内初のPBビールとなる。ビール大手の商品より2~3割安い158円(350ミリ・リットル缶)を武器に年間1億缶の販売を目指す。
低価格は韓国メーカーに製造を委託したり、独自の流通網で輸送コストを削減したりして実現した。堀井健治・トップバリュ商品本部長は8日の記者会見で、「従来の(ビール)業界の常識を見直す時期に来ている」と強調した。
ダイエーが2007年に「ノイヴェルト」を、セブン&アイ・ホールディングスは09年に「ザ・ブリュー」をそれぞれ発売するなど、小売り各社は、第3のビールでPB商品に力を入れてきた。ホームセンター大手のカインズが10年8月に発売した「黄金」を含め、ビール大手の商品に比べ、1~4割程度安い。
業界推計では、今年上半期(1~6月)に出荷されたPBの第3のビールは前年比7割増の700万ケースで、国内のビール類市場の3%超になる計算だ。
PBの攻勢に、ビール大手からは「景気が落ち込む中、低価格のPBは一定の地位を築くだろう。ブランド力を磨いて対抗するしかない」との声が漏れている。


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