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September 19, 2004

4つの天然水

亭主がこの業界に関わり始めた頃は、いかに全国の工場間で製品のバラツキを無くすかに気が配られていた。ラガーであれば、全国どこの工場で作っても、限りなく同じラガーであることを会社として要求していた。
もともと、酒は酵母による発酵という生物の営みを基にしているので、口で言うほど同じ酒を作るのは簡単なことではない。タンク一つ一つの酒は基本的には全く同じにはならず、製品としての標準スペックはブレンドによって保つのだ。これはビールに限らず、酒はどれも同じ。この所謂「標準化」を技術として競っていたものだ。また、全く同じにできないがために、逆にどこの工場で作られたものかを飲み分けられる官能能力は、亭主にとっても感嘆に値する職人技でさえあった。

時代は変わり、某社はそれを逆手にとった。水が違えば味も違うと、むしろナショナルブランドながら工場による味の違いを売り物にしている。鮭のように清流を遡る缶ビールたちの活き活きしているところは、さすが広告の達人の某社の面目躍如でよくできたCMであり、商品価値がストレートに伝わってくる。
水が違えば、できる酒も違う。水どころは酒どころという日本酒イメージで日本人には解りやすい訴求だ。

天然水だからおいしいかどうか?亭主の考えは以前と変わらない。このブランドは水系によって違う味でも構わないが、それならこのブランド以外は全国どこでも同じということ?それは天然水で仕込まないから?天然水でなければどんな水で仕込んでいるの?素朴な疑問はイッパイ。
molts

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