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December 12, 2004

薄利多売から適利適売へ

先週発売になったキリンのチルドビール第4弾「ホワイトエール」。

ネーミングやデザイン、そして発売時期から冬季限定と思われそうだが、レッキとした通年商品。カスケードホップ由来の柑橘系の香りと、第1弾の「まろやか酵母」同様に小麦麦芽を使った上面発酵でほとんど苦味を感じさせない味わいは、ビールへビーユーザーの亭主には相当物足りないが、そんな亭主がこの商品のターゲット外であることは十分承知している。

1本330mlという小壜で消費税込みが約250円。決して安い飲み物ではないが、店頭での動きを見ている限り、他のチルドビールも合わせて固定のお客様が付いている実感がある。

値段の安さを第1の価値に考え、味さえ同じなら原料にも拘らないお客様もいれば、中味、商品コンセプトに価値を感じ、納得すれば多少の価格差、あるいは高めの値段も機にしないお客様も確実にいる。
良いもの、拘ったものを少量で良いから楽しむ。これもヘビードリンカーの亭主には、なかなか馴染まないのだが、こういうお客様に支えられる商品も幸せである。

酒類は高齢化社会を迎えて総需要の伸びが見込めない環境下で、間違いなく薄利多売から、適利適売(こんな言い方は無いと思うが・・・)への転換が迫られている。ここ数日NHKもテレビで来年からビールメーカーの政策転換により、ビールの店頭価格が上がりそうだというニュースを流している。

メーカーのエゴが皆無とは言わない。しかし、企業は決して慈善団体でも奉仕団体でもなく、メーカーを取り巻く業界をはじめとしたステークホルダーと共にあり、決してエゴと一蹴できることではないと亭主は思う。将来のジリ貧が懸念されている中で手を打たずに現状に流されることこそ、許されるべきでない。

ということで、これで4アイテムになったチルドビールは、これからの付加価値型商品としてのビールの在り方の一つの提案だ。適利適売。大当たりすることが大切なのではなく、しっかりとお客様が付いてくださることが大切なのだと思う。
whiteale

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