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July 24, 2005

やっぱりビールは苦くなきゃ

先週広島に出張した折に、事務所の隣にあるキリンプラザキッチン1938で飲んだ『復刻ラガー明治』(キッチン1938オリジナル)の旨さに感激した。
1杯目が一番搾りだったので、まさにボディ感のある苦味が舌にグっとくるのがすぐに解った。ただ、その苦味が後に引かずにスっと消えて喉元を過ぎると爽快感がくる。決して苦味だけでなく、様々な味わいが複雑に入り混じっていて、とにもかくにも飲み飽きないヴァイタートリンケンなのである。

そりゃ亭主は社員だからそう言うのは当然だと言われるかもしれないが、とにかく飲んでみていただきたい。昨今、ビールカテゴリの二極化ということで新ジャンルの伸長と並行してハレの飲み物としてプレミアムビールが規模こそ小さいが堅調だという。これが実は不思議なことにK社以外は濃い、苦味があるビールばかり。K社とてマスコミがここにカテゴライズするチルドタイプのビールでは、まろやかな味の「まろやか酵母」と並んで比較的濃厚な「豊潤」の支持が多い。

考えてみれば、スッキリタイプはのどごしこそ良いが、やはり味に欠しいので飲み続けたいと思わない。味が単調な清涼飲料と同じだ。
しかし、この「苦いビール」の分野ならキ×ンラガーの歴史と技術は抜群だと亭主は自負している。ここのお店限定なので、「広島」に行かれた折には是非「広島焼」と「もみじ饅頭」、「カキ」に加えて『復刻ラガー明治』(キッチン1938オリジナル)もご賞味あれ。
勿論、広島に行かなくとも、クラシックラガーがまさにこの直系。昭和40年代の味はまだまだこの苦味の旨さを多くの人々が楽しんでいた時代だ。
classiclager

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July 17, 2005

天ぷらとビール

雑感に引き続き、今更ながらこちら「塵芥亭」にもカテゴリ設定してみた。
だからどうということはないが、亭主なりに吼えた傾向を振り返ることができる。

さて、今日は天ぷらとビール。これも脂っこいものにスッキリとしたビールの相性が抜群ではあるのだが、実は亭主は天ぷらには冷酒の方がお好み。辛口のキーンと冷えた酒が天ぷらの油をさっと洗い流してくれる。
ビール会社に勤めているくせになどと言わぬように。嗜好は決して仕事から影響されるものではないのだ。
勿論、最初の2杯(1杯でないところがビール会社)は一番搾り生ビール!
isjyokki

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July 16, 2005

キリンラガービールを若者に売り込む

塵芥亭にお立ち寄りいただいた方から、こんなお題をいただいた。
この夏、どうやってキリンラガービールを若者(亭主は20代と捉えているが)に売り込むか?
そりゃ、難しい御題ですわ。

ビール市場は、主に酒税差によって生じる価格差の低価格酒(発泡酒、新ジャンル)に特に家庭消費向けが影響を受けて、マイナス成長となっている。そして縮小する市場ではトップブランドに利があるのはマーケティングの常道なのだが、そのトップブランドですら前年割れを余儀なくされ、決して若者に支持されているとはいえないのだ。

価格に限らず、味覚においても逆風が吹く。
キリンラガーの目指すものは何杯飲んでも飲み飽きない味(ヴァイタートリンケン)であり、そこに爽快な苦味は必須なのだが、今の若者の味覚嗜好は苦味を否定的に捉えている。亭主がかねてから嘆いている「味覚の幼稚化」である。
居酒屋さんでも1杯目から甘いチューハイやカクテルを頼む若いお客様が間違いなく増えており、決して業務用市場とても楽観視はできない状況だ。

こんな環境下でキリンラガーに若者からの支持を集める策があったら、是非是非亭主の方が教えて欲しいと思ってしまう。弱気とご批判なさるな、これが偽らざる本音。
lager

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July 10, 2005

先週の新聞記事を見て

亭主の業界でホットかつデリケートなテーマである。触れ方が難しい・・・

先週末のイオンがビールメーカーとイオンの物流センターへの直送で合意し、イオンは仕入価格、店頭価格を上げないということで、ビールメーカーがイオンの軍門に下り、新取引制度も頓挫したかのような記事が散見された。
亭主としてはいつものことながら「新聞はウソは書かないが、本当のことは書かない。」、あるいは亭主の知り合いに言わせれば「予め決まっている己の主張に都合の良い事実だけを抜き取って書く。したがって、部分は事実だが客観的な事実全体は決して伝えない。」という新聞の素晴らしさを再確認した次第。

バイイングパワーの強大さは否定できないところだろうが、個別に見れば今回合意したシクミで小売、卸、そしてメーカーにとってもビールが利益が上がらない商材から脱することができるのなら、それも一つの選択肢である。
以前、「値上げ」でなく「値戻し」であると言ったが、目的は利益商材に戻すこと。価格はその手段の一つでしかない。

結果としてバイイングパワーの規模の格差による選択肢の違いが生じることは、一概に不公平だと決め付けられないと思う。それが資本主義であり、コンプライアンスの下での競争はどの業界、どのビジネスにもあり得ることで、特にグローバルな観点ではその方がスタンダードなのだ。

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July 02, 2005

上半期終わる

早いもので2005年も半分が終わった。
亭主のところは、3月までと4月からとではガラっと会社の様相が変わった。
勿論、一つの商品のおかげ。「営業力」と言うが、やはり「商品」あってこそのもの。「気合」だけでは勝てないこと、今までも何度と無く経験しているはずなのに3月までは「気合」で何とかするゾ、目標に行かなくてもとにかく頑張った、と自己満足に陥りつつあった。
それなりに順風になると会社の雰囲気まで変わってくる。所詮、人と組織はそんなものだ。

さて、12月決算の亭主の業界では半期の締めということもあって、6月末は一つの正念場。
好調な時には気にならないが、不調の時にはそうは言っていられない。この業界に限らないが所謂次月分の注文を前倒しで出荷して倉庫に積み上げる「積込」で数字を作ることが当たり前の時代があった。
対外的な売上数字は次の売上に影響するので皆が必死だった。そこで商品は売上をあげるための道具に成り下がる。そして、中長期でみれば結局実需に逆らうことはできないのだ。
亭主は90年代に思い知った。

それでも、この業界どこかで「積込」が起きている・・・

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