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April 10, 2006

仮需予測の難しさ

4月もあっという間に上旬が終わった。
3月末にさり気なく酒税法改正案が可決され、5月1日からの酒類カテゴリの集約とカテゴリ間における税率の調整、即ち増税されるもの、減税されるもの、据え置かれるものが決まった。

さて、ここで5月1日から税率が上がるもの、所謂増税となるものの駆け込み需要、あるいは買い溜めによる仮需の行方が業界では取り沙汰されている。
特にボリュームからいっても影響が大きそうなのが雑酒の範疇であった新ジャンルカテゴリだ。
350ml缶1本あたり4円弱の増税だから、そのまま小売価格に反映されれば1ケース24本で100円弱程度の上げ幅になる。
果たしてこれくらいの上げ幅で買い溜めをするのかしないのか。
買い溜めするとすれば、どれくらい普段より多めに買おうとしているのか。
通常、ビールや発泡酒を飲んでいる人はどのように動くのだろうか。等々。

いずれにしても答えが予め解れば誰だって苦労しない。
事前調査をいくら実施したからといって、あくまでも「そうしたい」「そう思う」のレベルだから、現実に「こうする」という行動ベースとはズレが生じるのが常だ。

2年前の発泡酒増税時でも増税前最終日の夜7時のNHKニュースで「明日から酒税が上がる」と取り上げた途端に、平日にもかかわらず駆け込み需要がディスカウントストア等に急増して店頭欠品が相次いだと言われている。
いくら上がるかではなく、「上がる」という意識だけでお客様は動くという事実だ。
様々な事実から仮説を設定して仕掛けてみるしかないし、それをやりきれたかが結果として仮需の恩恵を最も被ることができるに違いない。

いずれにしても、いたずらな薄利多売で小手先に走ると骨折り損のくたびれもうけになりかねない。

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