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May 28, 2006

発泡酒近況

今年の2月、亭主も今更・・・と思ってしまった「円熟」がうれしい誤算で発泡酒市場にも潜在ニーズがあることを証明したが、今月は競合社から基本的なコンセプトがかぶる「雫」という商品が発売されて好調な滑り出しのようだ。
コンセプトがかぶるだけに、まだまだブランドが確立されていない「円熟」も影響を受けている。

亭主が飲んだ印象は、コンセプトはかぶるが見事にビールの味覚に対するそれぞれの基本思想の違いが反映されていると感じた。「円熟」がコク、ボディ感といった味わいが立っているのに比べると、「雫」はコクがありながらまろやかさを相当意識している味覚印象だ。

ちなみに、もう一つの競合社によって昨春に発売された「本生ゴールド」が亭主のところの某ビールをターゲットに、原料の関係からキレ系にならざるを得ない発泡酒カテゴリでビールにも負けないコクを売り物にシカケたと記憶している。
出だしこそ派手だったが新ジャンルの相次ぐ参入の波に飲み込まれたのか、夏に向けて下降線をたどり、新商品ラッシュの中で定番落ちが目立ってきた。今回の同社の新ジャンル3発目商品との交替の様相で、このブランドも赤、青までは勢いが良かったが、緑で大きくズッコケて、金も消えつつある。

そんな中際立つのが「淡麗グリーンラベル」のお客様からのご支持の強さである。
既存商品は新商品が出ると、それなりにトライアルユースの影響を一時的に受けるものだが、この商品はそんなことは一切関係無いという堅調な売れ行きを示し続けている。
「糖質70%オフ」というシンプルかつ解り易い価値と、見合う味覚にお客様のご支持が頂戴できているのだろう。最近のCMも所謂正当なユーモアで価値訴求しながらブランドへの親近感を高める役割を果たしていると思う。亭主も好きなCMの一つだ。
EnjukuSizukuHngoldGreenlabel


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May 14, 2006

一つのビジョンの実現

某小売大手企業の価格据置宣言と、マスコミが2003年の発泡酒増税時に比べるとホントに静かだったこともあって、新ジャンルの仮需はあったとはいえ予測を下回った。
とはいえ、仮需はそもそも需要の前倒し。それが小さかった分、特に前半天気が良かったゴールデウィークもそれなりに売れていた。
実際に据え置いた増税分のコストを本当に据え置きする小売業は自らの肉を断って吸収するのか、早くもあるところでは卸業者へ納価の見直しを求めてきたと聞く。
こういう時こそ、国は「指導」にキッチリと動いて欲しいものだ。

さて、先週はキリンの来年7月からの持ち株会社への移行が発表された。
ま、亭主には直接何が関係するという話ではないが、対外発表と同時に社内でも発表されて文書が回ってきた時に、ちょっとした感慨を持った。
それは2×年前に入社した時に、多角化を目指していた会社として、いつか社名から「ビール」がとれるようになりたいと言われていたのを思い出したからだ。

その時とはイメージは異なるかもしれないが、現「キリンビール」が「キリンホールディングス(仮)」になって社名から「ビール」が取れる。勿論、事業会社としての「キリンビール」が新たに生まれることになるが、まさにビールだけでない複数事業の構成の企業グループとなる。
勿論これが決して到達点ではなく、来年7月以降もさらに大きな飛躍を目指すのだが、亭主にとって入社した時の一つの会社のビジョンの実現として良い節目としたいものだ。

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