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July 29, 2007

日本のプレミアム

かつて亭主は先輩から国産の原料はとにかくコストが高く、その割りにコストに見合ったクォリティは得られないと言われていたように記憶していた。
確かに20年前はそうだったのかもしれない。

お客様の嗜好が変化し、市場の環境も変化して、生産者も努力をしたに違いない。そこで改めて国産原料を見直してみると今までとは違った価値が見えてきたということだろう。
やはり「国産」であることは生産者の顔がイメージでき、安心感もあるのだ。

コストの高い原料だが、そこにお客様が納得する価値を付加してプレミアムにするというのは、理解しやすいロジックである。
ある意味、コンセプトは極めてシンプルである。シンプルにすることは簡単そうだが、皆が合点するシンプルはそうそう簡単には生まれない。
最後はその値段に納得してお買い上げいただき、うれしくなるお客様がいらっしゃることが全てである。

かくしてこの新商品はそこそこの出足を見せている。
既存のプレミアム商品とは明らかに一線を画していると感じるのは亭主の手前味噌かもしれないが、まだの方は、是非一度お試しあれ。
Nippon

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July 11, 2007

深刻なビール離れ

2007年上半期の課税移出数量が発表され、ビール類のシェア順位も明らかになった。

わずかの差で亭主のところは2番手となったのだが、表面的な勝った負けたよりも、ビール類の総需要が減少していることと、その中で低価格カテゴリの伸長で金額的には一層の縮小傾向になっていることは、業界の先々を考えると深刻な課題である。

一方で製造コストは確実に上昇している。
原料の問題、容器・包材の問題、為替差損の問題、そして昨今叫ばれる株主利益の問題、その反面としての消費者の負担増の問題。
そういった視点からはデフレスパイラルからの脱却が極めて中途半端な状態にあって、その皺寄せがメーカー、中間流通、小売の様々な局面に噴出しているように思う。

少なくとも企業間競争をするにも業界そのものの基盤がしっかりしていなければ、単に破滅的な消耗戦になり、結果的に誰も勝者になれず、消費者もまた満足を得られない不幸な結果になってしまう。
短期的な競争を否定はしないが、競争の方向性を間違えないようにしなければならない。
消耗戦の末に勝者がハッピーに生き残れる業界ではないと亭主は思っている。

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