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November 02, 2007

18年ぶりの価格改定

18年ぶりのビール類の価格改定を発表して、お得意先様にその背景を説明に伺うといろいろな反応、ご意見を頂戴する。
亭主とて、自分が中身を検討しているワケではなく、本社が作った資料を読み込んで説明しているのだから、実は説明を聞くお得意先様とそうそうレベルが異なるワケではない。

ただ、その業界、企業に身を置くモノとしての肌で感じるものを真摯にお伝えするしかないのだ。

1994年をピークに多少の変動はありつつも約3分の2になったビールの消費量。
一方で規制緩和による酒類販売免許政策の変更による急激な量販企業への販売チャネルのシフトと、メーカーの過度なシェア競争の結果として売価が下落し、単価は大きいが利益が上がらない商材になってしまった事実。
今後も少子高齢化による飲酒人口の減少に、若年層のアルコール離れが拍車をかけるトレンド。
そんな中でも多くを輸入に頼る原材料の高騰は、今のところ簡単に収束する見込みは無い。
本当に、国内酒類の将来に明るい話題はなかなか見つからない。

そんな中でせめて商材として普通に利益が上がるシクミに直すことが不可欠という想いがある。
値上げは決してお客様から褒められることではないし、携わる従業員の数を減らし、工場をたたみ、コストダウン、製造も営業も生産性のアップしながら、営業のやり方も変えていく、しかも商品の質と安全には手を抜かない、こういった企業努力を続けることは当たり前の話だ。

最終的に全てのコストを負担するお客様が、値上げ以降の売上の変化によって今回の企業の意思決定を評価することになる。
競合他社の動向が気にならないと言えばウソになるが、まず自社の姿勢、スタンス、取り巻くステークホルダーへの責任を自らどう考え、どう決断するかを自律的に行なっていく重要性を強く感じている。

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