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July 16, 2008

井の中の・・・

世界に比べてあまりの小ささに愕然とする。
これでも亭主がこの業界に関わり始めた25年前は世界第3位の会社だったのだ。
今や世界レベルでは、完全なランク外。
日本の5社を全部集めても世界のTOP5にすら入らない。

25年の間に日本のマーケットでも大きな変化があったが、世界はもっと変化していた。
このことが日本の消費者に広く伝わったことが、今回の一番のインパクトだろう。

国内マーケットシェアがこれほど定期的に新聞記事になって話題になる業界が、世界では実に微々たる井の中での些細な出来事でしかないという事実。
一方で、その井の中でも生き残っていくためには戦わざるを得ない事実。

原料の麦芽やホップは、特に良質なものを中心に世界レベルの争奪戦になっている。
これがまぐろなどでも最近言われているように、海外との争奪戦に敗れて思うように買えなくなる可能性は決して低くはない。
仮に国産の原料のみでビールを作ったら、他の食品同様に今の値段での提供は不可能だし、量も作ることはできない。ハッキリ言って国内に5社も存在し得なくなる。

だから、国内ではそれなりの価値をそれ相応の価格でお客様に納得して買っていただけるマーケットづくりが必要なのだ。
日本には、高度成長、総需要拡大の時の感覚がまだまだ根強く残っているように感じる。それはシンプルであり、輝かしかったのだが、ゼロサム時代と言われてもまた久しく、また確実に総需要漸減の時代に入った今となっては、その感覚のままビジネスでは市場そのものを荒廃させ自滅させるだけではないかと懸念する。

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July 13, 2008

これでいいのか

先日、2008年の上半期の課税移出数量が発表され、業界の3位と4位が入れ替わった。
3位になった某競合社にとってはビール業界参入以来45来の悲願である4位脱出である。

両社に共通するのは、価格戦略で3位になった会社のビール事業だけをとってみれば決して利益の上がる体質になっていないし、4位になってしまった某競合社もビール会社ではなく「ビル会社」と揶揄されるごとく、利益の主役はビール以外の事業だ。

そして亭主が懸念する共通点は、一方は露骨な価格戦略を持ち込み、そしてもう一方は自らビールと新ジャンルは飲兵衛でも飲み間違える同じようなものだとCMで言ってしまったことで、国税当局に担税能力と実質同じ酒としての税率の統一による酒税増税への格好の口実を与えてしまったことだ。

ここで政治的な判断が加わると、とらぬ狸の皮算用で酒税の税率だけが上がり、総需要の減退とともに売上が落ちるのは、いやな想像だが可能性としてあり得ること。

企業間競争はお客様にメリットをもたらすが、競争の仕方を間違えると業界そのものを疲弊させるだけになり、それは結果としてお客様にとってもデメリットになると思うのだが。

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