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January 08, 2009

下位のシェア変動がニュースになる国

<サントリー、通年初の3位 20年ビール類販売実績>
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/ 2009年1月8日

 平成20年のビール類(発泡酒、第3のビール含む)の国内販売量で、これまで業界4位のサントリーが3位のサッポロビールを上回ったことが8日、両社が発表した販売実績で分かった。正式なシェアの基準となる今月15日発表の出荷数量(課税ベース)でもサントリーが逆転し、初めて3位となる見通しだ。サントリーは、昭和38年の参入以来の悲願であるビール事業の黒字化も達成する。これに対し、サッポロは昨年後半から巻き返しをかけており、今年の3位争いは混戦模様となりそうだ。

 「ビール事業参入以来、初めて黒字化を果たすこともできる見込み。新たな飛躍への第一歩を踏み出すときとなる」。同日の会見でサントリーの佐治信忠社長はこう胸を張った。

 サントリーの販売量は前年比9・3%増の5959万ケース(1ケース=大瓶20本換算)と過去最高となった。これに対し、サッポロは同8・5%減の5630万ケース。国内ビール市場が少子高齢化に加え、若者のビール離れで縮小傾向にあるなか、サントリーは販売量を3年連続で伸ばした。

 サントリーは昨年、食品の相次ぐ値上げで消費者が節約志向を強めるなかで、家庭用の缶商品の値上げを最需要期となる夏場過ぎの9月まで据え置いた。ほかのビールメーカーは2~4月に全商品の値上げを実施しており、消費者が割安なサントリーの商品のシェアを押し上げた。
高価格ビール「ザ・プレミアム・モルツ」と低価格の第3のビール「金麦」が好調を続け、両商品とも1000万ケースの大台を突破した。販売増により、収益は大幅に改善し、20年12月期のビール事業は10億円以上の営業黒字に転換する見込みだ。

 今年は同社商品を扱う飲食店を約2000店増やすなど業務用を強化するほか、新たに企業を訪問し従業員向けのPRを展開するなど販促費を前年より1割増やす計画だ。

 一方、サッポロは高価格の「ヱビス」が低迷し第3のビールも落ち込むなど新しい柱を確立できず苦戦を強いられた。サッポロの福永勝社長は同日の会見で「足元を固め、業界で存在証明をしたい」と語り、商品を絞り込み、顧客の奪回を目指す考えだ。

 サントリーが値上げした後の10~12月期の販売量をみると、サッポロがサントリーを抜き返しており、再逆転は十分に視野に入っている。

<亭主の独り言>
首位交代ではなく、3位と4位のシェア逆転がここまでニュースになるのは恐らくビール業界ぐらいだろう。
そこまでの注目に感謝するとともに、そんなに大騒ぎすることなのかとも思う。確かに3位になった会社がこの業界参入以来、初の黒字浮上かというのもニュースバリューの一つかもしれない。
恐らく首位争いの結果も明日の夕刊か明後日の朝刊で大々的に取り上げてられるのだろう。

値段でついたお客様は値段で逃げる、これはどの業界にも通じる定説だと思う。
それでも量が質を産むというのもまた定説だとすると、今回3位になったことで万年最下位を脱出したことが、お客様の意識にも変化が出て、今後の展開に今までとは違う流れをもたらすかもしれない。
これは亭主のところにも決して無関係ではないことだ。

一方、最下位転落も直近の四半期では再度競合を上回っている会社の数字には、PB同様の某大手量販限定の商品が相当数寄与していると推察できる。
確かに市場のポジションを踏まえればそれも一つの「販売戦略」ではあるが・・・

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