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July 18, 2009

あれから1週間

キリンとサントリーの経営統合に向けた交渉について日経が1面でスクープしたのが今週の初めだった。
どこが情報源だったか・・・少なくとも記事をものにした記者にとっては鼻高々のスクープであったに違いない。

今週末からは格好の週刊誌ネタになってきた。
何といっても経済問題とは言いながら、普通の人にもイメージしやすい。
「一番搾りモルツ」だとか、「伊右衛門生茶」など、ブランドをくっつけて考えるだけでおもしろいものだ。

まだ亭主は記事を読んではいないが、新聞の広告に出ている見出しからもいろんな憶測や可能性が書かれているのだろうなと推測できる。

今回の発想はまさに社長レベル同士でないと始まらない経営者発想だと感じる。
現場、特に国内の激しい競合状態の中では、感情的にも有り得ない発想だ。だから、普通の人は驚いた。

でも、もっと驚かなければいけないのは、国内市場の勝者は世界レベルでは勝者でも何でもないという日本のマーケットの位置づけに、今さらながら気付いたというか、未だに気付いていない日本の呑気さだと思う。
そんな市場における消耗戦にも一石が投じることになるか。

もっとあっと驚く再編の話が出るかどうかは、日本の食品業界の経営者の発想と決断に関わる器の大きさにかかっている。

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July 12, 2009

ルビコン川

日経ビジネスの最新号(7月13日号)で、イオンとセブン&アイ・ホールディングスがそれぞれ税金の安い、いわゆる“第3のビール”を7月下旬から発売、その製造元がどちらもサントリーということに関する記事が出た。

サントリーはPBではないという認識、一方のイオンはPBという認識というズレや、PBブランドを名乗っていながら、メーカーロゴも、また別にブランド名もついているなど、小売と製造での綱引きが激しかったに違いないと推している。
記事はいずれにしろ、ビール業界もついに小売主導のPBの世界へルビコン川を渡ったと結んでいる。

記事の通り、今回が果たしてルビコン川かどうか、実際に製造メーカー側が広報しているようにPBでないとすれば、製造原価は丸裸になっていないことになるが、PBブランド名が付いている以上、それなりに情報が開示された中で商品が設計されていることは恐らく間違いないと思う。

それでもNBと際立った価格差が付けられなかった理由が何か。
業界人なので察しがつく部分であるが、ここではなかなか言えない。
少なくとも、計らずも(もしかしたら図った部分があるのかもしれないが、)今回のチャレンジが今までのPBとは異なる展開になっていることは確かだ。

果たしてケースではNBとほぼ同じ価格が付いている場合があるというレベルのPBでお客様の選択はどう変化するか。
少なくともこれが総需要拡大や市場の大きな変動への起爆剤になることは難しいと感じる。

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