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September 23, 2009

復刻版ビール

<【ドラマ・企業攻防】昔のビールはひと味違う ビール大手が復刻版で競演>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年9月23日

 過去に販売して人気を博した「復刻版」ビールが花盛りだ。各社とも当時のレシピや文献などを基に味やパッケージを忠実に再現。当時、愛飲していた高齢者には懐かしさを訴え、若者には昔ながらのビールの味をアピールするもくろみだ。だが、大手4社の復刻版ビールの“競演”は、低迷するビール市場の裏返しでもある。

 サッポロビールは今月17日、昭和34年から20年程度発売していた同社初の缶ビールの復刻版「<復刻>サッポロ缶ビール」を11月11日に発売すると発表した。

■意外? 若者が支持

 同社が、昨年実施した消費者調査の中で、「もう一度飲みたいビール」として最も支持が高かったという。また、同ビールを支持した人のうち、過去に飲んだ機会があった消費者は「懐かしさ」を理由に挙げたが、それ以上に多かったのが、「興味があるから」という、飲んだことのない若者層の支持だった。

 「いけるっ」。サッポロは幅広い層に需要が見込めると判断、復刻版の投入を決めた。販売数量は10万ケース(1ケース=大瓶20本換算)限定で、当時の製造方法をもとに、さわやかで苦みのある味を再現した。

 国内販売ではサントリーに抜かれ、4位に低迷するサッポロだが、復刻版ビールでは他社をリードする。

 今年5月に復刻版「サッポロ焙煎ビール」(平成4年発売)を販売したのに続き、今月9日からは、明治10年に同社の前身の開拓使麦酒醸造所が初めて製品化した「サッポロ ラガービール」の復刻版を全国の酒販店で発売した。

 復刻版ビールを相次ぎ発売するきっかけになったのが、昨年、コンビニエンスストア限定で初めて発売した「ラガービール」の缶だ。「熱処理」製法によるコクと深みのある味が特徴だが、40歳代以上のほか、20~30歳代にも好評で、「当初の販売計画に対し倍の15万5000ケース(1ケース=大瓶20本換算)を売るヒットになった」という。

■シェアトップのアサヒも参入

 そんな“おいしい”市場を他社が黙ってみているはずがない。ビールではシェアトップのアサヒビールも、昭和33年~56年まで発売していた日本初の缶ビール「ゴールド」の復刻版を29日からコンビニで発売する。10万ケースの限定で、アサヒが復刻版を販売するのは初めてだ。

 昭和33年の発売当時、ゴールドは「コップなしでも飲める」として人気を集めた製品で、今回、当時のレシピを基に、苦みが少なくマイルドな味を再現したという。

 開発を担当したアサヒ商品開発第一部の三神依子主任は「レトロな製品に目新しさを感じることの多い20~30歳代向けの需要を狙いたい」と意気込む。

 キリンビールも負けていない。11月25日に「キリン復刻ラガー〈明治〉」「同〈大正〉」の350ミリリットル缶を発売する。それぞれ当時の文献を基に、苦みやコクのある味を再現した。

 キリンは、平成18年と20年にも、復刻版ラガーの缶ビールを発売したが、いずれも販売は好調。今年は24万ケースの販売を見込むという。

 今年7、8月のビール類(発泡酒、第3のビールを含む)の課税出荷数量は、2カ月連続で過去最低となった。景気低迷に天候不順が追い打ちをかけたためだ。年間の出荷数量の2~3割を占める最需要期の落ち込みは、ビール各社の業績も直撃しかねない。

 こうした中で、各社は復刻版ビールは、一定の需要が見込める貴重なカテゴリー。冷え込むビール市場をよそに、ホットな戦いが続いている。(今井裕治)

<亭主の独り言>
復刻版ビールが若者にウケているんだって。
ホントっ?

商品開発のネタギレ、それとも新しい商品の開発にもうそんなにコストがかけられず、古い引き出しを漁って小ネタを小出しにしているって印象があるのだが・・・
昔を知らない若い人から見れば目新しく映らないでもないか。

ビール離れをしている若い人にビールを飲んでもらいたい、この気持ちに関しては競合といえども同じなのは確かだけどね。

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