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October 31, 2009

工場再々編成

<キリン、ビール2工場閉鎖 サントリー統合に備え>
日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/ 2009年10月26日

 キリンホールディングスは2012年までに国内のビール工場2カ所を閉鎖する。対象は石川・栃木県の工場で、主力のビール系飲料の生産能力を約1割削減。閉鎖は00年以来となり、交渉を進めているサントリーホールディングスとの経営統合をにらみ生産を効率化する。国内市場縮小に伴う設備過剰を解消、成長の軸足を海外に移す体制を整える。グローバル化を目指す内需型企業の生産再編が加速しそうだ。

 キリンHD傘下のキリンビールが持つビール系飲料の工場は11カ所。うち栃木県高根沢町と石川県白山市の両工場(稼働は1979年と93年)を12年末までに順次、操業停止する。数百人の従業員のうち正社員は主に配置転換する方針。閉鎖によりビール系飲料の国内の年産能力を230万キロリットル程度まで減らし、出荷量(08年で約227万キロリットル)とほぼ同じにする。

<亭主の独り言>
10年前に4工場を再編成して以来の再々編成。

時期が時期だけに施策が全て統合を睨んだと見たくなるのはマスコミの性からしてやむを得ないとは思うが、統合の有無に関わりなく、今の環境を考えれば残念なことだが工場の再編成は避けられないことだ。
何もキリンだけに限らない。国内酒類市場が縮小している状況では、競合他社も遅かれ早かれ直面する問題なのだ。

ただ、今回は比較的歴史の浅い工場が再編成の対象になったことは環境の激変ぶりの象徴ではないだろうか。
石川県の工場は思えば入社10年目に同期で大同期宴会旅行をした時に最新鋭の工場を見に行こうと訪れた工場でもあるのだ。
あれからわずか15年。亭主にとっては長いが、工場としてはあっという間だったに違いない。

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October 14, 2009

いつまで取り上げてもらえるのか

<キリン、3年ぶりシェア首位 1~9月、出荷量は最低>
河北新報 http://www.kahoku.co.jp/ 2009年10月13日

 ビール大手各社が13日発表した発泡酒と第三のビールを含むビール類の1~9月の出荷量によると、キリンビールが国内市場シェア37・9%で、トップとなった。2位のアサヒビールを0・6ポイント上回り、同期間としては3年ぶりにアサヒから首位を奪回した。
 年間ではアサヒが8年連続でトップを維持しており、忘年会や歳暮など冬場・年末商戦を控え、両社のシェア争いは一段と激しくなりそうだ。
 キリンは、人気商品「のどごし〈生〉」など低価格の第三のビールが前年同期比25・4%増と大幅に伸びた。景気低迷を受けた消費者の節約志向の高まりを背景に、第三のビールが全体をけん引した。
 ビールの比率が約7割を占めるアサヒは、主力商品「スーパードライ」などが苦戦。ビールは6・8%減となった。
 シェア3位はサントリー酒類で12・4%、4位はサッポロビールで11・5%と前年同期と同じ順位。オリオンビールは0・9%だった。
 1~9月の出荷量の合計は、全国的な大雨や低温など夏場の天候不順が大きく響き、前年同期比2・4%減の3億4525万ケース(1ケースは大瓶20本分)。1~9月としては1992年の統計開始以来最低で、5年連続のマイナスだった。
 種類別では、第三のビールが過去最高の29・4%と3割に迫る一方、ビールは49・9%と初めて5割を割り込んだ。

<亭主の独り言>
プロ野球じゃないが、解りやすい数社による最後まで首位争いのデッドヒートは格好のマスコミネタなのだろう。
いよいよ第4コーナーだから、最後はどちらが勝つか当事者も否応なしに意識せざるを得ない。

とはいえ、そもそもの問題は何も解決されたワケではない。
総量の減少に単価の減少がマーケットの縮小に拍車をかけている。

いつまでマスコミネタとして値打ちがあり続けるのか、これもまた気になるところだ。

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