June 06, 2009

久々に景気の良い話

<アルコール度数0のキリン「フリー」、業務用好調で瓶不足>
日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/ 2009年6月5日

 キリンビールが4月に発売したビール風味の清涼飲料「フリー」が業務用でも好調だ。世界で初めてアルコール度数0.00%を実現したことで、ドライブの合間にも飲める安心感が需要を刺激。レストランやゴルフ場などから引き合いが殺到し2カ月で年間販売計画の半分を達成する勢いで、瓶不足という問題まで出ている。

 「フリー」は麦芽とホップを原料とする麦汁を使ったビールテイスト飲料。すでに一般家庭向けの缶は年間の販売計画を1カ月で達成している。業務用も予想以上の売れ行きで、飲料を詰める小瓶(334ミリリットル)が不足するという想定外の問題まで生じてきた。

<亭主の独り言>
これぐらい解り易い商品価値はなかなか無いだろう。
「ビールと同じ」を求められて味覚のご指摘をいただくこともあるが、そもそも「同じ」ではない。
思いとしては「同じように」楽しんで欲しいということと亭主は捉えている。

コンセプトが明確だと往々にして起こることだが、想定外のお客様が現れる。
飲酒運転を無くすために、お酒をムリに我慢している人に気軽に楽しんでもらおうとしたら、お酒がそもそも飲めない方々が自分たちも楽しめると喜んでくださった。

壜が足りなくなるなんて久しく無かったこと。
ビール類ではあるが、お酒では無いのでその数字は業界競合には直接は反映しないし、売れているとはいってもボリュームはまだまだ大きいものでは無い。
それでも景気の良い話は気持ちが良いものだ。

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September 25, 2007

今時のスタウト・・・

パッケージの質感は抜群である。
いかにもボディ感のあるパッケージなのだが、実際に飲んでみるとオヤジの味覚からはこれがスタウト?と感じてしまう。

確かにスタウトとしての原料を使い、上面発酵でスタウトの製法なのかもしれないが、とにもかくにもボディ感が軽過ぎるのだ。

これが今のお客様の嗜好なのだから、それに応えなければいけないというのは確かに正論なのだが、アルコール度数8%のキリンスタウトのガツンとくるボディ感が懐かしい。

結局、オヤジのノスタルジィでしかないのかもしれない。
クドイがパッケージの質感はホント秀逸だ。
Isstout

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September 11, 2007

原点回帰を目指して

発泡酒の濃色系の2つを飲み比べてみた。

「円熟黒」は、K社のコク計発泡酒のブランドエクステンションで、通年販売品である。
「本生 クリアブラック」は、A社の発泡酒主力ブランドの同じくエクステンションであるが、秋だけの季節限定商品だ。

亭主にとって、久しぶりの「飲み比べ」。
今回は正直に言って、言葉で表せるような違いを感じる前に、のどが渇いていてゴクゴクと飲み始めてしまった。「飲み比べ」をしようという時に、味わうよりガツンと飲みたいと思っていてはダメだ・・・
まだまだ修業はやり直さなければ。

今回強いて言えば、「クリアブラック」の方がスッキリしていると感じた。
「円熟黒」は「円熟」ブランドの特徴であるコクがキッチリと主張している。

コク系の発泡酒は1年半前は明らかにニーズを突いた商品だったが、各社商品の乱立が却って各社商品の特徴を見え辛くしてしまっている。
結果として2つとも、地味にお客様を拾っている感じだ。

>>>ということで、閉店寸前のオンボロ「塵芥亭」だが、亭主としては何とか原点回帰を目指したいと考えている。
今後は、その時の自社・他社を問わずビール類の新商品について、亭主自ら飲んだ上で勝手な所感を書き込んでいきたい。

「塵芥亭」草創期、即ち非営業部門の頃はそれなりに冷静、ニュートラルに各社製品を見て吼えることができたように記憶しているのだが、それに比べると営業にドップリ浸っている今日、どうしても各社各商品をニュートラルな視点で見辛い部分があるのは確か。

しかし、可能な限り「お客様視点」を起点にニュートラルな視点で吼えていきたいと思う。
EjblackAhnblack

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August 22, 2007

17年目の秋味

ラニーニャ現象で猛暑と言われながら、特に北海道では8月上旬までの不安定な天候ではいくら蒸し暑くてもビール指数が上がってこない。
皮肉にも大通ビアガーデンも空しく終わった翌週に札幌は最高気温が34度で沖縄と大して違わないという酷暑に一時的に見舞われて瞬間風速は吹いたものの、もう一つ伸び切らないままで本日より秋に突入。

17年目の「秋味」である。

ここ数年、秋の味覚であるサンマをCM題材に取り上げているが、いよいよ今年はこんな連携も為されてきた。この記事、ビールメーカーが開いた会見でないところが手前味噌ながら凄い。
恐らく多くの店頭で旬の生サンマの横で「秋味」が秋の訪れをアピールしているに違いない。

亭主の会社のHPでも今までに無いこんな取り組みも行なっている。

出ては消えていく季節限定商材の中で、季節の訪れをお客様に感じさせる確かな季節限定商品としての価値をお客様にも認めていただいていると感じている。
今年の秋の味、是非ご堪能あれ。
07akiaji

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July 29, 2007

日本のプレミアム

かつて亭主は先輩から国産の原料はとにかくコストが高く、その割りにコストに見合ったクォリティは得られないと言われていたように記憶していた。
確かに20年前はそうだったのかもしれない。

お客様の嗜好が変化し、市場の環境も変化して、生産者も努力をしたに違いない。そこで改めて国産原料を見直してみると今までとは違った価値が見えてきたということだろう。
やはり「国産」であることは生産者の顔がイメージでき、安心感もあるのだ。

コストの高い原料だが、そこにお客様が納得する価値を付加してプレミアムにするというのは、理解しやすいロジックである。
ある意味、コンセプトは極めてシンプルである。シンプルにすることは簡単そうだが、皆が合点するシンプルはそうそう簡単には生まれない。
最後はその値段に納得してお買い上げいただき、うれしくなるお客様がいらっしゃることが全てである。

かくしてこの新商品はそこそこの出足を見せている。
既存のプレミアム商品とは明らかに一線を画していると感じるのは亭主の手前味噌かもしれないが、まだの方は、是非一度お試しあれ。
Nippon

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February 18, 2007

おかげ様で上々の前評判

キリン・ザ・ゴールドの評判は上々である。
まだサンプルを片手にした発売前の商談レベルではあるが、低価格の発泡酒、新ジャンルが活況の中でレギュラー価格帯のビールとしては久々の大型商品であり、昨年以降ビールへの回帰の兆しも覗えるだけに小売レベルでも単価アップの目論みも相まって期待していただいている。

味覚についても商談の試飲レベルで勿論、100人が100人ともではないが、謙虚に見積もっても100人中80人を超える方々からはこれは旨いとのご評価だ。
自信を持ってお薦めしているとはいえ、大変に有難いことだ。

かつて苦味によってラガーからお客様は離れていった。
今回、その苦味を「売り」にもう一度離れていったお客様にも戻ってきていただきたいと本気で思っている。
勿論、居酒屋で甘いお酒やお茶で盛り上がる若い人にも、これならおいしいと感じていただき、ビールもメインの選択肢にしていただきたいと思っている。

もうすぐ発売前1ヶ月。どのような展開になっていくか、楽しみだ。
Thegold_1

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December 20, 2006

復刻ラガー

オヤジの勤める会社は、来年創立100周年を迎える。
1907年といえば、明治40年。ウィキペディアにも2月23日に麒麟麦酒設立とある。
音楽好きの亭主にとっては作曲家のグリーグとヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムの没年というのも印象深い。共に亭主にとってはまさに歴史上の人物だ。

さて、現在この時期に作られていたキリンビールのレシピを復元して作られた明治のラガー。そして大正時代のラガーと二つの復刻ラガーが数量限定で今販売されている。
このビールは既に1988年の「キリンビール」というブランドの100周年の時にキャンペーン景品として昭和初期のラガーとの3本の壜のセットとして作られている。その頃は見方によれば「苦味離れ」が顕著になった時期だったように思う。それから約20年経った今、ビールにまた「苦味」を求める動きが見えつつある。

復刻ラガーを飲んだ若い世代はどう感じただろうか。

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September 24, 2006

再び脚光?

今月も残すところあと1週間だが、気になりつつもようやく今月2度目(というより今月最終・・・)の開店。

前回、懸念を表明したにも関わらずマスコミが取り上げるからなのか、取締りが厳しくなったからなのか、いやいや世間の人たちの自覚が足りないのか、相変わらず飲酒運転による事故のニュースがつぎつぎと報じられ、絶える日が無い。

数年前の道路交通法改正で飲酒運転による罰則が強化された前後よりも、法の抜け穴を見つけた「逃げ得」についての知恵が広まった分、あの頃よりむしろ悪化している感すらある。

改正前後は飲食店で爆発的に売れた亭主のところのアルコール1%未満の麦芽飲料ハイネケンの商品「バクラー」も一頃の勢いはどこへやら、今でも飲食店にも置いてあるところはあるがさっぱり動いている様子は無い。
むしろアルコールに由来するカロリがほとんど無い分、もう一つキリンブランドの「モルトスカッシュ」を筆頭にローカロリー飲料として固定のお客様がついているとの声も聞く。

しかし、ここまで飲酒運転が再びクローズアップされてくると、もう一度このカテゴリに目を向けられる可能性が考えられる。
但し、決してアルコールが全くゼロというわけではないから(だから、ノンアルコールビールとは呼ばず麦芽清涼飲料と呼んでいる。)、これだったら飲んでもいいよと積極的に薦められるものではない。念のため。
BucklerMolsk

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August 27, 2006

16年目の秋味

去年は9月に書いているが、16年目の「秋味」もおかげさまで順調な出荷だ。
特に亭主の所属する組織は、ここ数年の傾向を踏まえて、ちょっぴり強気にリキを入れた効果が出荷量にも現れている。業務用主体の中壜は全国に先駆けてメーカー出荷段階では既に完売した。
しばしばコメントを寄せてくださるバスーン♪さんからも、そろそろ時期だよね?とのお問い合わせをいただき、うれしい限りだ。
是非、今年も秋の食材との取り合わせをお楽しみいただきたい。

今日は亭主もお店で買ってきて1年ぶりに飲んだ。
最近、家では発泡酒、料飲店では一番搾りに慣れてしまった感覚からは、ボディ感、味わいが格段に違う。じっくりと杯数を重ねて味わいたい。
05akiaji

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April 15, 2006

快調な出だしです・・・が、

おかげ様で先週発売した「一番搾り生 無濾過」が好調に売れている。

今日の産経新聞にワインも高級品が売れ出しているという記事が出ていたが、ビール系飲料についても酒税格差を利用した発泡酒、そして新ジャンル(第3のビール)と低価格化の大きな流れから、プレミアムビールにも目が向くようになってきて、構成比こそ低いが伸びているカテゴリである。
昨年の新ジャンル商品の大ヒットもあり依然価格軸が中心であることに変わりないが、一方でビール、発泡酒、新ジャンルの比率が昨年の6月頃からほとんど変わらないことにも現れているように、お客様が価格以外の要素を商品選択のキーとしていることは明らかである。

プレミアムビールと言えば、残念ながら亭主の会社の商品ではなく某社エ×スがトップブランドなのだが、こちらのプレミアム商品の特徴は濾過をしないビールを冷蔵のまま店頭までお届けしている、即ち従来であればビール工場内でしか飲むことができないビールをお客様が気軽に飲めるようにしたところにユニークさと価値がある。

さて好調さと裏腹に残念ことは、まだこのカテゴリの構成比が低いことや、商品特性上賞味期限が通常のビール系商品に比べてかなり短い60日のために商品管理が通常のビール系商品より難しいということもあって、販売ノウハウが小売に蓄積されていないことだ。
亭主も発売後2回目の週末を迎える昨夜、近所の某スーパーに行ったが先週に引き続き棚は空だった。
売れるから減るのだがここまで空の状態が長く続いては、お客様にもお店にも、そして我々メーカーサイドにとっても様々なチャンスロスを招いており不幸なことだ。

「売り時」は何もチラシ投入時だけではないはずなのだが、どうもこういった「売り時」への感覚が鈍いことが気にかかる。
オーバーストアと言われて久しいが、競合を意識する時にチラシ売価だけに血眼になるのではなく、今回のような「売り時」を逃さないことを徹底できるかによって、売上だけでなく利益面、もっと言えばお客様の信頼感にとっても貢献度が大きいはずなのだが。。。
Muroka_1

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